
🪷🪷 アンニョンハセヨ/안녕하세요 蓮の花です 🪷🪷
「イ・サン」の物語は、第77話で幕を閉じました。
けれど――
物語が終わったあとも、
イ監督はサンやソンヨンだけではなく、
残された人々それぞれの想いや心の内を、
静かに描き続けていたように感じます。
今回は、ソンヨンの死を中心に、
その悲しみと、それぞれの胸に残された想いについて、
書いてみたいと思います。
サンとソンヨンの間に生まれたヒャン王子は、
両親の深い愛情を一身に受けながら、すくすくと成長していました。
けれど――

世子(セジャ)となったばかりの幼いヒャンが、
突然はしかにかかり、危篤状態となってしまいます。
必死に看病を続けるソンヨン。
その頃、ソンヨンのお腹には新しい命が宿っていました。
しかし彼女は、なぜか女医による診脈を頑なに拒み続けます。
そこには、誰にも言えない深い想いが隠されていました。
やがて――

重い病に侵されていたソンヨンの身体は、
日に日に衰弱していったのです。
サンは国中の医者にソンヨンを診せますが、
どの医者も静かに首を振るばかりでした。
それでもサンは諦めません。
テスに命じ、西洋医学の医者まで探させ、
なんとかソンヨンを救いたいと願っていたのです。
愛する人を失いたくない――
その想いだけで、
サンは必死に希望を探し続けていました。
🌸 ヒョイ王妃の愛情

ヒョイ王妃は、誰よりもサンの子を心から望んでいた人でした。
そして王宮の中で、
最も深くサンを想い続けていた女性でもあります。
ある時、ヒョイ王妃は、
「自分はサンの母として、王妃の役目を貫く」と語ります。
その言葉には、
嫉妬や悲しみを超えた、大きな愛情と覚悟が感じられました。
やがて王妃は、
サンがソンヨンを深く愛していることに気づきます。
そして、自らソンヨンを側室として迎え入れ、
大きな心で二人を包み込んでいったのです。
さらに、ソンヨンが病に倒れた後も、
その苦しみを他人事とはせず、
自分自身のことのように心を痛めていました。
ヒョイ王妃の静かな優しさと深い愛情もまた、
「イ・サン」という物語を、より美しくしていたように感じます。
※史実ではヒョイ王妃の評判は
(ヒョイ(孝懿)王妃は、李氏朝鮮の第22代国王・正祖(イ・サン)の正室(孝懿王后)です。)
慈悲深く謙虚な人物として知られ、子供に恵まれませんでしたが、
側室の子供(後の純祖)を我が子として育て上げ、王室の安定に貢献しました。
🌸サンの母・恵慶宮洪氏(ヘギョングホンシ)がソンヨンに向ける愛

夫である荘献世子(思悼世子)が悲劇的な死を遂げた後、
恵慶宮は、息子イ・サンを命懸けで守り続けてきました。
そのため、サンのためになることを第一に考え、
ソンヨンとの仲を引き離そうとする場面も多く見られます。
さらに、ソンヨンが側室候補となった際には、
それを認めようとしたヒョイ王妃を強く非難していました。
けれど――
サンの強い覚悟と想いに押され、
ついにソンヨンを側室として認めざるを得なくなります。
それでも当初は、
朝の挨拶に来るソンヨンへ冷たい態度を取り続けていました。
しかし、孫であるヒャンに対しては、
目に入れても痛くないほど深い愛情を注いでいきます。
そして、ソンヨンの病を知った頃から、
少しずつ彼女へ優しい言葉をかけるようになり、
その表情にも変化が見え始めていました。
そこには、長い年月を経て生まれた理解や、
深い後悔の気持ちもあったのかもしれません。
昔も今も――
親にとって、わが子は何より大切な存在なのです。
🌸ソンヨンの死

静かに横たわるソンヨンを、
サンは優しく抱きしめていました。
長い年月を共に歩き、
数えきれない苦しみや悲しみを乗り越えてきた二人――
その姿は、悲しい別れでありながら、
どこか穏やかで、深い愛に包まれているようにも感じました。
ソンヨンは最後まで、
サンの心の中で生き続けていたのでしょう。
🪷 「다음에 또 뵙겠습니다」🪷
(またお会いしましょう)


